「空心菜」と「筒菜」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも食べられる植物ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「空心菜」と「筒菜」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
空心菜の定義
「空心菜」を広辞苑で調べると、
(茎が中空であることからの名)ヒルガオ科の野菜。中国・東南アジアで、茎・葉を主に炒め物として食する。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「空心菜」は茎や葉の部分を炒め物にする野菜であることがわかりました。
茎の中が空洞になっていることが名前の由来となっています。
主にアジアの熱帯地域で栽培される野菜で、中国名は「ヨウサイ」です。
中華料理や東南アジアの料理において人気があります。
緑色でシャキッとした茎の食感が特徴で、葉は大きく、やわらかいため、さっと炒めたり、煮たりするだけで美味しく食べられます。
また、空心菜は栄養価が高く、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。
なお、同じ読みで「心」を「芯」に変えた、「空芯菜」という登録商標が日本で取得されています。

筒菜の定義
「筒菜」は広辞苑に掲載がないため実際のレシピ等を見てみたところ、「筒菜」も「ヨウサイ」の別名であることがわかりました。
茎が筒状になっていることが名前の由来となっています。
つまり、空心菜と筒菜はどちらも同じものを意味しているということになります。
空心菜にはほかにも多くの呼び名があり、アサガオナ、エンサイ、ウンチェー、チャウカンツォイ、などと呼ばれることもあります。

つまり「空心菜」と「筒菜」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 空心菜は「ヨウサイの別名で、茎の中が空洞であることが由来」
- 筒菜は「ヨウサイの別名で、茎が筒状であることが由来」
となり、「空心菜」と「筒菜」はどちらも「ヨウサイ」の別名で、同じ植物を指すことがわかりました。
地域によってさまざまな呼び方があるようです。
「ほうれん草と小松菜の違い」についてもまとめています。
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