「航海士」と「操舵手」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも船の運転に関する役割ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「航海士」と「操舵手」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
航海士の定義
「航海士」を広辞苑で調べると、
船舶職員の一種。甲板部の職務に従事し、船の位置の測定、操船乗組員の指揮、荷役の監督などに当たる。旧称、運転士。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「航海士」は船が目的地に無事に到達できるようにするため、船の位置を確認したり、航行計画に沿って指示を出したりするなど、様々な役割を担うポジションであることがわかりました。
航海士になるには、地図や航海図の読み方、天文学的な測定技術、気象学の知識、船舶の操縦に関する専門的な知識などが必要とされます。
航海士のランクは上から順に一等、二等、三等に分かれていて、一等航海士と二等航海士は国家資格にあたります。
操舵手の定義
「操舵手」は広辞苑に掲載がありませんが、「操舵」を広辞苑で調べると、
かじをあやつって船の針路を保ち、または方向を変えること。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことなので、「操舵手」は実際に舵を操作して船を目的の方向に進める役割を担うポジションであることがわかりました。
操舵手は、航海士が設定した航路に基づいて船の進行方向を調整します。
常に船の状態を注意深く観察する必要があり、航海士や他の乗組員との連携も重要となります。
つまり「航海士」と「操舵手」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 航海士は「安全な航行のため、計画を作成したり船員への指示を出したりする役割」
- 操舵手は「航海士の指示のもと、実際に舵を操作して船を目的の方向に進める役割」
となり、「航海士」は地図や天候、船の操縦などに関する知識が豊富であるのに対し、「操舵手」は船を細かく管理し操縦する知識が豊富であることが分かりました。
他にも様々な「職業の違い」についてまとめています。
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