「交通費」と「通勤手当」の違い、あなたは説明できますか？
どちらも会社等に通う際の電車賃などの移動費を指す言葉ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「交通費」と「通勤手当」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
交通費の定義
「交通費」は広辞苑に掲載がないためインターネット等でリサーチしたところ、「移動にかかるお金（交通機関の費用）」であることが分かりました。」
例えば、出張や取引先への移動など仕事のために利用した分のタクシー代、バス運賃、電車賃などは、先に個人で支払った後に会社に請求して、実際にかかった費用を精算することが多いです。
交通費を会社に請求する場合は、その都度申請するのが一般的で、その際は証拠としてタクシー等の領収証を提出する必要があります。
通勤手当の定義
「通勤手当」は広辞苑に掲載がないためインターネット等でリサーチしたところ、主に「自宅－職場間の交通費を月ごとに給与とまとめて支払われるもの」であることが分かりました。
電車やバス通勤の場合には定期券分の金額が、車移動の場合には距離に応じたガソリン代がまとめて定額で支給されます。
そのため、引っ越し等で交通費が変更になる場合には都度、会社に申請する必要があります。
つまり「交通費」と「通勤手当」の違いは？
つまりそれぞれの違いは
- 交通費は「移動にかかるお金で、仕事で利用した分の交通費は都度精算する」
- 通勤手当は「定額で会社から支払われる自宅－職場間の交通費で、毎月給与と一緒に振り込まれる」
となり、仕事で発生する分の「交通費」は実際にかかった分の移動費だけを会社に請求するのに対し、「通勤手当」は自宅・会社間の通勤に発生する費用を月単位等でまとめて会社から支給されるものであることが分かりました。
「社宅と宿舎の違い」についてもまとめています。
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