「固定電話」と「IP電話」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも電話の一種ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「固定電話」と「IP電話」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
固定電話の定義
「固定電話」を広辞苑で調べると、
携帯電話などに対して、電話線で固定されている電話機。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「固定電話」は電話線で固定されている電話機であることがわかりました。
アナログ回線やデジタル回線などの物理的な電話回線を通じて、音声信号を伝えます。
固定電話は電話回線が確保された場所で利用されるため、通話の品質が安定しています。
特に、停電などが発生しても使用できる点が利点として挙げられます。
これまで家庭や企業で主要な通信手段として広く利用されてきましたが、携帯電話やインターネット電話の普及により、徐々に利用者は減少してきています。

IP電話の定義
まず「IP」について広辞苑で調べると、
(internet protocol) プロトコルの一種。パケット交換方式でデータを転送するためのもの。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
米国国防総省の実験ネットワークのために開発された。
とのことです。さらに「IP電話」を広辞苑で調べると、
音声をパケット化し、 IPによって伝送する電話。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
距離にほとんど依存しない料金設定が可能となる。
とのことなので、簡単に言うと「IP電話」はインターネットを利用して音声通話を行う電話サービスである、ということがわかりました。
IP電話の最大のメリットは、通話料金が安いことです。
しかしインターネット環境に依存するため、通信速度や接続状況に左右されることがあり、通話品質が安定しない場合もあります。
また、停電時には使用することができません。

つまり「固定電話」と「IP電話」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 固定電話は「物理的な電話回線を通じて音声通話を行うサービス」
- IP電話は「インターネットを利用して音声通話を行う電話サービス」
となり、「固定電話」は利用できる場所に制限があるものの通信が安定しているのに対し、「IP電話」はネット環境があればどこでも使用できるが通信が不安定になることがある、ということが分かりました。
「フリーダイヤルとフリーコールとナビダイヤルの違い」についてもまとめています。
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