「コンデンスミルク」と「エバミルク」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも乳製品の一種ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「コンデンスミルク」と「エバミルク」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
コンデンスミルクの定義
「コンデンスミルク」を広辞苑で調べると、
(condensed milk)牛乳に砂糖を加え、煮つめて濃縮したもの。加糖練乳。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「コンデンスミルク」は牛乳に砂糖を入れて作った練乳であることがわかりました。
コンデンスミルクは食品衛生法において、「乳固形分28%以上、うち乳脂肪分8%以上、水分27%以下、糖分(乳糖を含む)58%以下」などの成分規格が定められています。
粘性が高いため缶詰やチューブに入れた状態で売られていて、甘味を加えるための調味料や、お菓子・アイスクリームの材料として用いられます。

エバミルクの定義
「エバミルク」を広辞苑で調べると、
(evaporated milkの略)濃縮した無糖の練乳。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「エバミルク」は牛乳に砂糖を入れずに作った練乳であることがわかりました。
エバミルクは食品衛生法において、「乳固形分25%以上、うち乳脂肪分7.5%以上、細菌数0」などの成分規格が定められています。
缶詰の状態で売られているのが一般的で、クリームシチューやグラタンのような甘味を必要としない料理などに用いられます。

つまり「コンデンスミルク」と「エバミルク」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- コンデンスミルクは「牛乳に砂糖を入れて作った練乳」
- エバミルクは「牛乳に砂糖を入れずに作った練乳」
となり、どちらも牛乳を煮詰めて作った練乳ですが、「コンデンスミルク」は砂糖が加えられているのに対し、「エバミルク」は砂糖を加えていないことが分かりました。
「ミルクとブレべミルクの違い」についてもまとめています。
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