「昆布茶」と「昆布だし」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも昆布の風味を感じることができるものですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「昆布茶」と「昆布だし」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
昆布茶の定義
「昆布茶」を広辞苑で調べると、
こまかく刻んだり粉末にしたりした昆布に調味料を加えた飲料。熱湯を注いで飲む。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「昆布茶」は主に昆布を原料とする飲料で、昆布を乾燥させて粉末状にしたものをお湯に溶かして飲むものである、ということがわかりました。
昆布にはミネラルや食物繊維が豊富に含まれています。
その昆布から作られる昆布茶は、消化を助ける効果や疲労回復、さらには美肌効果などが期待されるといった特徴があり、特に寒い季節に温まる飲み物として好まれています。
また、昆布茶はそのまま飲むだけでなく、料理の隠し味としても利用されることがあります。

昆布だしの定義
「昆布だし」を広辞苑で調べると、
昆布を煮出しただし汁。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「昆布だし」は昆布を水で煮出して取った出汁であることがわかりました。
出汁は日本料理において味の基本となる重要な要素であり、なかでも昆布だしはグルタミン酸などの旨味成分が豊富で、繊細な風味を持つため、さまざまな料理に使われています。
昆布から出汁を取る際には、昆布を水に浸してから火にかけ、沸騰直前に取り出すのがポイントです。これにより、昆布の風味を最大限に引き出すことができます。

つまり「昆布茶」と「昆布だし」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 昆布茶は「乾燥した昆布を粉末状にしたものをお湯に溶かして飲む」
- 昆布だしは「昆布を水で煮出して得られる出汁」
となり、「昆布茶」は主に飲み物として楽しむものであるのに対し、「昆布だし」は調味料の一つとして料理に使用されるものであることが分かりました。
「だしとつゆの違い」についてもまとめています。
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