「キーマカレー」と「ドライカレー」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも水分の少ないカレーですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「キーマカレー」と「ドライカレー」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
キーマカレーの定義
「キーマカレー」を広辞苑で調べると、
ひき肉を用いたカレー。
広辞苑 第七版 685Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「キーマカレー」はひき肉を使うのが特徴であることが分かりました。
さらに実際のレシピを見てみると、「キーマカレー」はトマト、なす、じゃがいも、ひよこ豆など、さまざまな具材とスパイスを組み合わせて作る、インド発祥の料理であることがわかりました。
キーマとはヒンディ語やウルドゥー語で「細切り肉」や「ひき肉」を意味し、ひき肉以外に特に決められた調理法や具材はなく、肉の種類もさまざまです。
日本では牛肉や豚肉を使用するのが一般的ですが、インドでは宗教的な背景からヤギやヒツジ、鶏肉を使用することが多いようです。
また、キーマカレーはライスやチャパティと一緒に食べたり、ナンに詰めて食べたりします。
ドライカレーの定義
「ドライカレー」を広辞苑で調べると、
汁気のないカレー。挽肉ひきにくとみじん切りの野菜を炒めてカレーの風味をつけ、飯に添えたもの。また、肉・野菜などを入れ、カレーの風味をつけた炒め飯。
広辞苑 第七版 2124Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「ドライカレー」は汁気のない挽肉入りのカレーと、カレー風味のチャーハンをまとめた呼び方であることがわかりました。
ドライカレーは、キーマカレーをもとにして日本独特の発展をしたカレーライスで、喫茶店のメニューなどによく見られます。
調理法としては、水分をまったく加えないか、もしくは少量の水分を入れて煮詰めるのが一般的です。
つまり「キーマカレー」と「ドライカレー」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- キーマカレーは「挽肉を使用したインド発祥のカレー料理」
- ドライカレーは「キーマカレーから発展した、汁気のない挽肉入りのカレーまたはカレー風味のチャーハン」
となり、「キーマカレー」は水分の量に関係なく挽肉を使ったカレーであるのに対し、「ドライカレー」は水分の少ないカレーもしくはカレー風味の料理であることが分かりました。
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