「カツレツ」と「とんかつ」の違い、あなたは説明できますか?
どちらもパン粉を使った揚げ物料理ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「カツレツ」と「とんかつ」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
カツレツの定義
「カツレツ」を広辞苑で調べると、
豚肉・牛肉・鶏肉などの切り身に小麦粉・溶き卵・パン粉をつけて、油で揚げた料理。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「カツレツ」は豚肉や牛肉、鶏肉などの肉を使った揚げ物料理であることがわかりました。
作り方は、まずお肉に小麦粉をまぶし、その後溶き卵に浸してからパン粉をつけます。
最後に、油で揚げることで、外側がサクサクとした食感に仕上がります。
使われる肉の種類は家庭やお店によって違い、鶏肉を使ったものは「チキンカツレツ」となります。
通常、ソースをかけて食べることが多く、デミグラスやトマト、和風などソースにもこだわりが感じられる料理です。
付け合わせにはサラダやポテトがよく選ばれます。
とんかつの定義
「とんかつ」を広辞苑で調べると
豚肉のカツレツ。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「とんかつ」は豚肉を使ったカツレツのことです。
日本の定番料理の一つで、厚切りの豚ロース肉やヒレ肉に、小麦粉、溶き卵、パン粉を順にまぶし、油で揚げて作ります。
他のカツレツと作り方は同じ手順ですが、とんかつの特徴は必ず豚肉が使われる点です。
揚げた後、外はカリッとした衣が付き、中はジューシーで柔らかい食感が楽しめます。
食べる際には、専用の「とんかつソース」をかけて味わうのが一般的です。
キャベツの千切り、ごはん、味噌汁などと一緒に「とんかつ定食」と呼ばれ、家庭だけでなく、さまざまなレストランや定食屋で人気のあるメニューです。
つまり「カツレツ」と「とんかつ」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- カツレツは「使う肉の種類が自由な衣をつけた揚げ物料理。」
- とんかつは「豚肉のカツレツのこと」
となり、「カツレツ」はさまざまな種類の肉を使えて、ソースも多様な揚げ物料理であるのに対し、「とんかつ」は豚肉を使い、主にとんかつソースをかけて食べる揚げ物料理であることが分かりました。
「からあげ、竜田揚げ、ザンギの違い」についてもまとめています。
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