「観念」と「概念」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも日常でよく見聞きする言葉ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「観念」と「概念」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
観念の定義
「観念」を広辞苑で調べると、
あきらめること。覚悟。思考や記述の対象となっている内容・形象の総称。物事に対する考え。見解。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「観念」は状況を受け入れ覚悟すること、また個人的なものの考えや見方の意味を表すことが分かりました。
後者の意味では、自分自身が頭の中で考えていることやイメージを指します。
観念は「私はそれをこう考えている、見ている」のように主観的な考えであり、あるものごとに対しての捉え方が人それぞれ異なることを表しています。
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概念の定義
「概念」を広辞苑で調べると、
事物の本質をとらえる思考の形式。大まかで一般的な意味内容。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「概念」は大まかで一般的に共通した認識の意味であることが分かりました。
あるものごとを簡単に説明するときの「それはこういうものだ」が概念です。
例えば、柴犬やチワワは犬、イチゴやミカンはフルーツのように分類できるのは、概念があり、一般的な意味を理解できているからです。
国や文化の違い、経験の違いにより共通認識が存在せず概念がない場合もあります。
つまり「観念」と「概念」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 観念は「あきらめること。個人的な捉え方やイメージ」
- 概念は「一般的にある共通の認識」
となり、「観念」は「私はそれをこのように見ている、考えている」という個人的な考えであり、「概念」は「それはこういうものです」と表現するときにある一般的な共通認識であることが分かりました。
想像と空想の違いはこちらでまとめています。
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