「看護師」と「准看護師」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも医療に携わる職業の一種ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「看護師」と「准看護師」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
看護師の定義
「看護師」を広辞苑で調べると、
厚生労働大臣の免許を受け、傷病者などの療養上の世話または診療の補助をする者。高校卒業後、4年制大学のほか3年制の短期大学・看護学校等の養成機関を経て、国家試験に合格すると与えられる資格。看護士・看護婦を改称。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「看護師」は患者の世話や診療補助を行う職業であり、資格を得るためには、高校卒業後に4年間または3年間学校などに通って国家試験に合格する必要がある、ということがわかりました。
看護師の具体的な業務としては、患者の健康管理、医療処置、薬の管理などがあり、医療チームの一員として医師や他の医療従事者と協力して患者のケアを行います。
准看護師の定義
「准看護師」を広辞苑で調べると、
都道府県知事の免許を受け、医師や看護師の指示のもとに、患者の看護および診療の補助をする者。中学卒業後2年以上の教育を受け、知事の行う試験に合格した者に与えられる資格。准看。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「准看護師」は医師や看護師の指示を受けて患者の世話や診療補助を行う職業であり、資格を得るためには、中学卒業後に2年以上学校などに通って試験に合格する必要がある、ということがわかりました。
看護師のサポートのような仕事を担うことが多いため、看護師よりも業務範囲は制限されています。
つまり「看護師」と「准看護師」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 看護師は「高校を卒業して3年または4年の教育を受けたのち、試験に合格すると得られる資格」
- 准看護師は「中学を卒業して2年以上の教育を受けたのち、試験に合格すると得られる資格」
となり、どちらも他の医療従事者と協力して患者の世話や診療補助を行う職業ですが、「看護師」のほうがより長い期間教育を受けているため、「准看護師」よりも幅広い業務を担うことができる、ということが分かりました。
他にも「職業の違い」に関する記事をまとめています。
コメント