「家系ラーメン」と「二郎系ラーメン」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも人気のあるラーメンのジャンルですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「家系ラーメン」と「二郎系ラーメン」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
家系ラーメンの定義
「家系ラーメン」は広辞苑に掲載がないためインターネットで調べたところ、1974年に開業した神奈川県横浜市のラーメン店である『吉村家』を源流とする、ラーメンのスタイルであることがわかりました。
元々は吉村家からのれん分けおよび派生したラーメン店により広まったもので、屋号に「〜家」というものが多かったことから、家系(いえけい)という通称で呼ばれるようになりました。
豚骨と鶏ガラをベースにした濃厚なスープに醤油を加えた豚骨醤油ラーメンで、オーダー時にスープの濃さ、麺の硬さ、油の量などを自分好みにカスタマイズできるのも特徴です。
また、ラーメン終盤にご飯をスープに入れる習慣もあります。
二郎系ラーメンの定義
「二郎系ラーメン」は広辞苑に掲載がないためインターネットで調べたところ、1968年に東京都港区三田に創業された『ラーメン二郎』というお店と、その暖簾分けした店舗群、またはそれを再現したお店を指すことがわかりました。
油分の多いドロッとした豚骨醤油スープに、厚切りチャーシューやゆでたキャベツ、もやしなどが山盛りにトッピングされているのが特徴です。
麺は太くてしっかりとした食感のものが使用されていて、そこからさらに大盛りなどを選択することにより、一層高カロリーでボリューミーなラーメンを楽しむことができます。
つまり「家系ラーメン」と「二郎系ラーメン」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 家系ラーメンは「吉村家を源流とする豚骨醤油のラーメン屋で、カスタマイズを楽しめる」
- 二郎系ラーメンは「ラーメン二郎を源流とする豚骨醬油のラーメン屋で、ボリュームを楽しめる」
となり、どちらも豚骨醬油ラーメンを提供する店ですが、「家系ラーメン」はスープの濃さや麺の硬さ、などを選べるのに対し、「二郎系ラーメン」はこってりスープに大量の麺や具材を乗せることができる、ということが分かりました。
「ラーメンとタンメンと中華そばの違い」についてもまとめています。
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