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はんてんとちゃんちゃんことどてらの違い。定義・意味・使い方は?広辞苑より。

衣類

「はんてん」と「ちゃんちゃんこ」と「どてら」の違い、あなたは説明できますか?

どちらも古くから日本で着用されている防寒着ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「はんてん」と「ちゃんちゃんこ」と「どてら」の違いがわかります。

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広辞苑より

広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。

はんてんの定義

「はんてん」を広辞苑で調べると、

羽織に似るがまちも襟の折返しもなく、胸紐も付けない衣服。ねんねこ半纏の類。

広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]

とのことで、「はんてん」は、まちや襟の折り返しがなく、袖丈は五分程度の防寒着であることが分かりました。

綿入りのものあり、江戸時代から防寒着として着用されています。
作業着として着たり、イベントやお祭りで身につけられたりとさまざまな場面で活躍する衣服です。

ちゃんちゃんこの定義

「ちゃんちゃんこ」を広辞苑で調べると、

(子供用の)袖なし羽織。多く綿入れで防寒用。そでなし。

広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]

とのことで、「ちゃんちゃんこ」は袖のない綿が入った防寒着であることが分かりました。

袖なしで動きやすいことから子どもの防寒着として選ばれています。
また、暖かく作業や家事がしやすいため、大人用の防寒着とても着用されている衣服です。
還暦祝いに赤色のちゃんちゃんこを贈る慣習も古くからあります。

地方によって呼び方がさまざまあるのも特徴です。
東北地方では「どんぶく」西日本では「でんち」などと呼ばれています。

どてらの定義

「どてら」を広辞苑で調べると、

普通の着物よりやや長く大きく仕立て、綿を入れた広袖の着物。防寒用・寝具用。丹前たんぜん。

広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]

とのことで、「どてら」は防寒用に綿入りでゆったりとした大きさに作られている、丈が長く広袖の着物であることが分かりました。

旅館で用意されていることが多く、お風呂あがりなどの場面で和服の上に着用されています。
ややゆとりをもったサイズ感であるため、室内で着用する布団や和風のガウンとしても利用されています。

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つまり「はんてん」と「ちゃんちゃんこ」と「どてら」の違いは?

つまりそれぞれの違いは

  • はんてんは「まちや襟の折り返しもない、袖丈が五分程度の防寒着」
  • ちゃんちゃんこは「袖のない綿入りのはんてん」
  • どてらは「丈が長く広袖で、ゆとりのある作りの防寒着」

となり、「はんてん」は作業着やお祭りなどのさまざまなシーンで活躍したり、綿入りのものは防寒着として利用されている衣服、「ちゃんちゃんこ」は子ども用の防寒着や還暦祝いに贈られる衣服、「どてら」は寝間着の上に着る、丈長で広袖の着物であることが分かりました。

着物と浴衣の違いはこちらでまとめています。

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