「玄米」と「発芽米」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも米の種類ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「玄米」と「発芽米」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
玄米の定義
「玄米」を広辞苑で調べると、
籾殻もみがらを除いただけで、精白していない米。精白により剝落するビタミンB1等を含むため、近年健康食料とされる。くろごめ。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「玄米」は精米されていない米で、もみ殻を取り除いた状態の米ということが分かりました。
玄米は、外皮と胚芽が残っているため、香ばしい風味や歯ごたえがあるのが特徴です。
また、白米に比べて、食物繊維・ビタミンB群・ミネラルなどが多く含まれており、健康効果として血糖値の上昇を抑える効果や便通改善、生活習慣病の予防にも役立つと言われています。
しかし、消化が悪く、人によっては胃腸に負担をかけることもあるため注意が必要です。

発芽米の定義
「発芽米」を広辞苑で掲載がないため、「発芽」について調べてみると、
種子・珠芽・胞子などが適当な温度と水分とを得て芽を出すこと。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「発芽米」は玄米を発芽させた米のことで、玄米の外皮を残したままわずかに発芽した状態の米ということが分かりました。
発芽しているため、玄米よりGABA(ガンマアミノ酸)や酵素が増加し、玄米よりも栄養価が高く、玄米より柔らかく消化しやすいため胃腸への負担が軽減されます。
健康効果は血圧の調整、リラックス効果、血糖値の安定が期待されています。
市販品としても販売されていますが、自宅で玄米を浸水させて発芽させることも可能です。

つまり「玄米」と「発芽米」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 玄米は「精米されていない米で、もみ殻を取り除いた状態の米」
- 発芽米は「玄米を発芽させた米のことで、玄米の外皮を残したままわずかに発芽した状態の米」
となり、「玄米」は健康的な食事を目指す人に人気であるのに対し、「発芽米」は玄米の栄養と白米の扱いやすさを兼ね備えたものであることが分かりました。
「玄米と麦ごはんの違い」についてもまとめています。






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