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でこポンと不知火の違い。定義・意味・使い方は?広辞苑より。

食べ物

「でこポン」と「不知火」の違い、あなたは説明できますか?

どちらも甘くて酸味が少なく食べやすい柑橘類ですが、明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「でこポン」と「不知火」の違いがわかります。

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広辞苑より

広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。

でこポンの定義

「でこポン」を広辞苑で調べると、

蜜柑の一品種。ポンカンと清見オレンジを交配。へたが盛り上がり、甘味が強く皮が剝きやすい。「デコポン」は商標名。

広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]

とのことで、「でこポン」は、甘みが強く、食べやすい不知火の一種であることが分かりました。
果実の上部が少し盛り上がっている形が特徴で、そこから「でこ(出っ張り)」の名前がつけられています。

また、でこポンの名前は商標であり、糖度が13度以上、クエン酸が1%以下という厳しい基準を満たしたものだけが「デコポン」として売られます

皮がむきやすく、酸味が少ないため、甘いみかんが好きな方にぴったりな柑橘類です。
お菓子やジュースにも使われ、子どもから大人まで人気があります。

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不知火の定義

「不知火」を広辞苑で調べると、

九州の八代やつしろ海に、旧暦7月末頃の夜に見える無数の火影。沖に浮かぶイカ釣船の漁火が水面付近にただよう冷気によって屈折し、さまざまな形に変化してみえる現象。

広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]

とのことですが、ここで言う「不知火(しらぬい)」は、「清見」という温州ミカンとトロビタオレンジの掛け合わせで生まれた柑橘類と、ポンカンを交配して作られた品種です。

不知火は主に熊本県で生産されて熊本が誇る柑橘の王様です。
皮がやわらかく手でむきやすいことから、手軽に楽しめる柑橘類として人気があります。
不知火は「デコポン」の品種名でもあります。

不知火という名前は、熊本県の地名「不知火町(現・宇城市)」栽培が始まったことから名前が付けられました。

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つまり「でこポン」と「不知火」の違いは?

つまりそれぞれの違いは

  • でこポンは「一定の基準を満たした甘みの強い蜜柑の一品種」」
  • 不知火は「でこポンのもととなる柑橘の品種名」

となり、「でこポン」は厳しい基準をクリアした不知火であるのに対し、「不知火」は清見とポンカンを交配して作られた柑橘の品種としての名称であることが分かりました。

野苺と木苺の違いはこちらでまとめています。

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