「大工」と「鳶職」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも建築に関わる職業ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「大工」と「鳶職」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
大工の定義
「大工」を広辞苑で調べると、
木造建造物の建築・修理を職業とする人。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「大工」は木造建造物の建築・修理を職業とする人、ということがわかりました。
「大工」は、古くから続く伝統的な職業の一つです。
建築の設計図を基に、木材を正確に寸法して切り出し、釘や鎹(かすがい)などを使い、建物を組み上げていきます。
「大工」は家屋のリフォームや、伝統的な建造物の修理など、主に建物の内部を造り上げるのが仕事です。
つまり「大工」とは、設計図を基に建物の内装工事などをする職業、であるといえます。
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鳶職の定義
「鳶職」を広辞苑で調べると、
土木・建築工事で、高い足場の上で仕事をする人。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「鳶職」は土木・建築工事で高い足場の上で仕事をする人、ということがわかりました。
「鳶職」は、建築現場で高所作業を専門とする職人です。
「鳶職」の仕事は、建築のための足場を組んだり、鉄骨を組み立てたりと、建物外部の作業が中心です。
つまり「鳶職」とは、建物外部の高所作業を専門とする職人、であるといえます。
つまり「大工」と「鳶職」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 大工は「木造建造物の建築・修理を職業とする人」
- 鳶職は「土木・建築工事で高い足場の上で仕事をする人」
となり、「大工」は設計図を基に建物の内装工事などをする職業で、「鳶職」は建物外部の高所作業を専門とする職人であることがわかりました。
大工と宮大工の違いはこちらでまとめています。
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