「コンフィ」と「アヒージョ」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも油で煮て作る料理ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「コンフィ」と「アヒージョ」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
コンフィの定義
「コンフィ」を広辞苑で調べると、
がちょう・鴨・豚などの肉をその脂を用いて低温で煮たもの。調理に用いた脂に漬けて長期保存する。果物や野菜をシロップ・蒸留酒・酢などに漬けたもの。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「コンフィ」はがちょう・鴨・豚などの肉をその脂肪を使用してゆっくりと低温で煮込んで作る料理や、野菜や果物をシロップや蒸留酒、酢などに漬けたものであることが分かりました。
「コンフィ」は保存する目的で発展した伝統的なフランスの調理法であり、フランス語の「保存する」という意味をもつコンフィル(confire)が由来です。
味わいが凝縮され、食感が柔らかい特徴があります。
アヒージョの定義
「アヒージョ」を広辞苑で調べると、
ニンニクを入れたオリーブ油で魚介や野菜を煮たスペインの小皿料理。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
「アヒージョ」はにんにくや唐辛子を入れたオリーブ油に、魚介や野菜を加えて素早く煮た料理であることが分かりました。
「アヒージョ」はスペイン語で「にんにく風」という意味をもち、油だけではなくにんにくと一緒に煮込むことで食材の香りを引き立てるのが特徴です。
アヒージョの調理に向いている食材には、エビ・マッシュルーム・ブロッコリー・ミニトマト・ベーコンなどがあります。
つまり「コンフィ」と「アヒージョ」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- コンフィは「肉の油を用いて長時間低温で煮る料理、または野菜や果物をシロップや蒸留酒、酢などに漬けたものであり、保存が目的で発展した調理法」
- アヒージョは「オリーブ油を使用し、にんにくと一緒に魚介や野菜を加えて素早く煮た料理」
となり、「コンフィ」は肉の油を使用して長時間煮るのに対し、「アヒージョ」はオリーブ油を使用して素早く煮た料理であることが分かりました。
油と脂の違いはこちらでまとめています。
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