「カマンベール 」と「ブルーチーズ 」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも熟成した濃厚な味わいのチーズですが、味や見た目に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「カマンベール 」と「ブルーチーズ 」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
カマンベール の定義
「カマンベール 」を広辞苑で調べると、
軟質のナチュラル‐チーズの一種。フランス、ノルマンディー地方のカマンベール村の原産。白カビを付着させて熟成させ、表面は白いカビにおおわれた皮層、内部は軟らかく、独特の濃厚な風味がある。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「カマンベール」とは、柔らかいチーズの一種で、もともとはフランスのノルマンディー地方にあるカマンベール村で作られたチーズであることがわかりました。
「カマンベール」の特徴は、表面に白いカビがついていることです。
この白カビは、チーズを熟成させるために使われており、カマンベールの特徴的な皮の部分を作り出します。内部は柔らかく、口に入れるととろけるような食感で、クリーミーで濃厚な風味が楽しめます。チーズの中でも特に風味が豊かで、少し酸味のある香りがするのが特徴です。
また、カマンベールはそのまま食べても美味しいですが、加熱しても香りと味わいが増すため、パンや料理と一緒に食べることもあります。
食卓を彩り、様々な料理に合わせやすいカマンベールは、フランスのみならず世界中で親しまれているチーズです。
ブルーチーズ の定義
「ブルーチーズ 」を広辞苑で調べると、
半硬質のナチュラル‐チーズの一種。乳酸菌のほかに青黴あおかびを添加して発酵熟成させたもので、強い刺激臭と緑色の黴の層がある。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「ブルーチーズ」は、青カビを使って熟成させたチーズで、見た目に緑や青の模様があるのが特徴であることが分かりました。
この青カビはチーズに独特の風味を与え、強い香りと味わいを生み出します。ブルーチーズの製造過程では、まず牛や羊、山羊の乳を発酵させた後に、特別な青カビを加えて熟成させます。この青カビがチーズの内部で発酵を進め、強い香りと独特な味わいをもたらします。
ブルーチーズの特徴的な香りは「刺激臭」とも呼ばれ、一部の人には好まれる一方で、最初は少し苦手に感じるかもしれません。しかし、ひとたびその風味に慣れると、ナッツのようなコクやわずかな塩味、深い味わいを楽しむことができます。サラダや肉料理、フルーツなどとも相性がよく、特にワインや蜂蜜と合わせるとブルーチーズの味わいが一層引き立ちます。
つまり「カマンベール 」と「ブルーチーズ 」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- カマンベール は「白カビを使って熟成させた柔らかいチーズ」
- ブルーチーズ は「青カビを使って熟成させた個性的な風味のあるチーズ」
となり、「カマンベール 」はクリーミーでマイルドな風味のチーズであるのに対し、「ブルーチーズ 」は強い香りと塩味が特徴の風味豊かなチーズであることが分かりました。
クリームチーズとマスカルポーネの違いはこちらでまとめています。
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