「アシカ」と「オタリア」と「オットセイ」の違い、あなたは説明できますか?
いずれも海に生息する哺乳類ですが、それぞれに明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「アシカ」と「オタリア」と「オットセイ」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
アシカの定義
「アシカ」を広辞苑で調べると、
アシカ科の哺乳類の総称。アシカ・オットセイ・トドなどを含み、7属14種。耳介があり、首は長い。また、その一種。雄は体長約2.4メートルに達し、焦茶色、雌は小形。日本近海固有種のニホンアシカは絶滅。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「アシカ」は14種いるアシカ科の哺乳類の総称であることがわかりました。
一般に「アシカ」と言うと、日本ではカリフォルニアアシカを指すことが多いです。
彼らは知能が高く、人間の声や指示を理解できるため、水族館のショーで活躍しています。

オタリアの定義
「オタリア」を広辞苑で調べると、
アシカ科オタリア属の海棲哺乳類。雄は体長約2.6メートル、雌は約2メートル。体毛はオレンジ色に近い褐色で、雄の成獣にはたてがみがある。10頭程度でハレムを形成する。主に魚・イカなどを食べる。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「オタリア」はアシカの仲間の中でも特にがっしりとした体つきを持つ種類であることがわかりました。
首のまわりには立派なたてがみのような毛が生えており、「海のライオン」とも呼ばれます。
性格はやや攻撃的で、繁殖期にはオス同士が激しい縄張り争いを繰り広げます。

オットセイの定義
「オットセイ」を広辞苑で調べると、
アシカ科の海生哺乳類。雄は体長約2.5メートル、雌は約1.3メートル。体は暗褐色を帯びる。四肢は短く鰭ひれ状で、魚類を捕食。北太平洋にすむ。一雄多雌の繁殖群(ハレム)を作る。毛皮や薬用のため乱獲され絶滅しかかったが回復、国際条約で捕獲を規制。キタオットセイ。南極近くの海には近似種のミナミオットセイがいる。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「オットセイ」はアシカの仲間ではありますが、体は比較的小さく、密度の高い柔らかな毛皮が特徴的な種類であることがわかりました。
普段は大きな群れを作って生活し、繁殖期にはオスが複数のメスを率いるハレムを形成します。

つまり「アシカ」と「オタリア」と「オットセイ」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- アシカは「水族館でよく見かける種類で、知能が高く人に慣れやすい」
- オタリアは「体格ががっしりしていてオスにはたてがみがある」
- オットセイは「体は小さく、全身が厚い毛で覆われている」
となり、いずれもアシカ科の仲間ですが、体の大きさや体毛の有無など、見た目が異なるということがわかりました。
「フクロウとミミズクの違い」についてもまとめています。







コメント