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オールスパイスとナツメグの違い。定義・意味・使い方は?広辞苑より。

食べ物

「オールスパイス」と「ナツメグ」の違い、あなたは説明できますか?

どちらもお肉料理で活躍するスパイスですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「オールスパイス」と「ナツメグ」の違いがわかります。

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広辞苑より

広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。

オールスパイスの定義

「オールスパイス」を広辞苑で調べると、

フトモモ科の落葉高木、またその未熟果を乾燥した香辛料。西インド諸島の原産で、主要な香辛料クローブ(丁子)・シナモン(肉桂)・ナツメグの香気を併せもつので、この名がある。三香子。ピメント。

広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]

とのことで、「オールスパイス」はフトモモ科の落葉高木の完熟していない実を乾燥させた香辛料であることが分かりました。

別名を「ジャマイカペッパー」とも呼ばれ、調理では一般的にパウダーで使用されています。
ホールで使用される代表的な例はピクルスです。

トマト・肉料理と相性がよく、ミートソースやハンバーグ、ソーセージなどの料理で活躍します。
また、オールスパイスはナツメグの代用品としても使用可能です。

ナツメグの定義

「ナツメグ」を広辞苑で調べると、

「肉豆蔲(にくずく)」参照。

広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]

と記載されていたため、次に「肉豆蔲」を広辞苑で調べると、


ニクズク科の常緑高木。モルッカ諸島原産。高さ約10~20メートル。葉は長楕円形、葉質は厚い。雌雄異株。雌花は帯黄白色、小型の鐘形で、花後に直径5~8センチメートルで球形の液果を結ぶ。果皮は肉質、仮種皮は紅色。種子中の仁、すなわち肉豆蔲(ナツメグ)は香気があり、古くから健胃薬・香味料・矯臭薬とする。

広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]

とのことで、「肉豆蔲」はニクズク科の常緑高木であり、「ナツメグ」はニクズクの種子を割った部分である「仁」であることが分かりました。

パウダーでの使用が一般的ですが、ホールの場合はおろし金で挽くと、都度新鮮なスパイスの香りを楽しめます。

ナツメグは素材の臭みを消しつつ、うまみを引き出す役割をするため、ひき肉料理と相性が抜群です。
野菜の甘みをより引き出したい時にも最適です。オールスパイスの代わりとしても活躍します。

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つまり「オールスパイス」と「ナツメグ」の違いは?

つまりそれぞれの違いは

  • オールスパイスは「フトモモ科の落葉高木の完熟していない実を乾燥させた香辛料」
  • ナツメグは「ニクズク科の常緑高木の種子を割った部分である仁」

であり、どちらも互いに代用できることが分かりました。

コリアンダーとパクチーの違いはこちらでまとめています。

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