「悪魔」と「死神」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも恐怖の対象として描かれることが多い存在ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「悪魔」と「死神」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
悪魔の定義
「悪魔」を広辞苑で調べると、
悪および不義を体現し、神への反逆をそそのかす存在。キリスト教では、神に逆らった天使が敵対者として悪魔になったとする。残酷・非道な人のたとえ。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「悪魔」は宗教や神話に登場する超自然的な存在であり、人間を誘惑したり破滅へと導く存在として描かかれることが多いことがわかりました。
特にキリスト教においては、神に反逆した天使「ルシファー」が堕天して悪魔となったという伝承が広く知られています。
文化や地域によってその姿や性質は大きく異なり、西洋では角や翼を持つ姿が一般的ですが、日本では美形で知的なイメージで描かれることもあります。
また現代においては、フィクションやサブカルチャーの中で多様なキャラクターとして登場することもあります。

死神の定義
「死神」を広辞苑で調べると、
人を死に誘うという神。人に死ぬ気を起こさせる神。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「死神」は死を司る神として多くの作品に登場する存在であることがわかりました。
人の命が尽きるときにやって来て、その魂をあの世へ導く役目を担うとされています。
ヨーロッパでは大きな鎌を持った骸骨の姿で表される「グリム・リーパー」が有名で、日本では江戸時代の文芸作品などを通じて知られるようになりました。
単純に恐怖の象徴というだけでなく、「死」という概念の一部として描かれることが多いです。

つまり「悪魔」と「死神」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 悪魔は「人間を誘惑したり破滅へと導く存在」
- 死神は「死を司る神として、死ぬタイミングで登場する存在」
となり、「悪魔」は人間に不利益をもたらす存在として描かれることが多いのに対し、「死神」は死そのものとして、ときには崇高な存在として描かれることがあるということが分かりました。
「ゾンビとキョンシーの違い」についてもまとめています。
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